偽善者
必要です。もう一度言います。偽善者は必要です。上に立つ人間なんて多かれ少なかれみんな偽善者です。政治家は、「住民のみなさんの痛み分かります」と言っていますが、分かるんじゃなくて、見ているだけです。分かるのなら何か適切な政策をすぐに断行するはずです。
そこには大義名分がある
何故、偽善者は耳ざわりのいいことを言って、やらないのか?そこには最大多数の最大幸福という大義名分があるからです。要するに一部の人間のことなんてどうでもいいという考えがあるのです。ここまで見ると偽善者とは悪いヤツだなと思うかもしれませんが、ほんとの悪は別にいます。
真の偽善者は国民です。政治家は国民の代弁をしているだけです。国民は一部の人の痛みなど対岸の火事だとしか思っていません。福島や沖縄を見れば分かります。
偽善者と呼ばれる人は単なる損な代表者
ここまで見てくると、偽善者は必要ですと始めに言いましたが、それは間違えで、すでに国民が偽善者になっているのです。必要なのは国民の偽善的な総意を言う代表者だということです。
これまで私は、為政者たちを名指しで偽善者と呼んできました。しかしそれは大きな間違いでした。私自身が小さな汚い偽善者だったのです。これは私だけではない、あなたもそうかもしれない。この世の中全体が偽善です。それがこの世の中をうまくいかせる秘訣かもしれません。
最後にいい感じの偽善者になりたい方へ。まず、韓非子と君主論を読む。その後にカーネギーの本を読む。重要なのは、最後に読むカーネギーの本。カーネギーの本は人を欺く為に使えます。
2013年4月2日 12:46 AM
コメントフィード
トラックバックURL: http://www.taju-saimu.net/deceitful/trackback