劉備玄徳その1

三国志に大変興味のある人物がいます。劉備です。皇帝にまでなった人物で、スタート地点が他の英雄たちとすごい差があり、よく皇帝になれたなと思うくらいです。尊敬します。

しかし、ここでは別の見方をしてみましょう。
この時代に呂布という人物がいます。主を何度か変えています。臣下に陳宮、張遼、高順がいます。
劉備も仕えている人を何度か変えています。臣下に関羽、張飛、孫乾。

主を変える過程は考えないとします。劉備と呂布の時代進行は同じです。また呂布滅亡時点の両者の臣下の有能さも同じくらいだと推測します。しかし、両者の最後が違います。呂布は曹操に滅ぼされ、劉備は呂布が滅んだ後も、袁紹、劉表などを頼って最後は皇帝になっています。

何故時代に残ったか?

特に戦乱期というのは、激しくその時代から削除される時代です。それなのに何故劉備が、呂布と同じような時点で削除されなかったのか?疑問に思います。時代に必要とされていた人物だったんでしょうか?劉備が立ち寄るところ、劉備が主になるということが何回か見られます。これは意図的?それとも偶然?庇を貸して母屋を取られる的なことが起こっていたのでしょうか?

魅力を感じさせる人間

私が思うに劉備という人物は魅力を感じさせる人間だったと思います。周りからは、存在感がある人間と認識され、人間性も誠実、信義が厚いと周りの噂に追従してしまい、いつの間にか周りにつられ信望させられてしまうという現象が起こってしまっていたのではないでしょうか。

本来ならば、もっとも警戒する人物なのにやすやすと招きいれられる劉備とはほんと恐ろしいというか凄い人物だと思います。その影に孫乾などが一生懸命あちこち走り回っていたとも考えられますが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

コメントフィード

トラックバックURL: http://www.taju-saimu.net/ryubi_01/trackback